K-1 角田さんとの対談

いつも山田健康堂の商品をご愛用いただいているお客様で、各界でご活躍されている方に、その「健康のひけつ」について直撃インタビュー! 今回は人気の格闘技、K-1の統括プロデューサーでご自身も未だ現役魂健在でトレーニングに励まれている格闘家の角田信朗さんに聞きました。

この記事は、日刊スポーツに掲載された記事をもとに、一部加筆したものです。

(山田) 角田さん、いい体してらっしゃいますよね。43歳とは思えないくらい。
(角田) 今朝も走ったり、腹筋・背筋と体幹部を鍛えるトレーニングをしてきました。
(山田) 現役を退いた今でも?
(角田) いつでも戦える準備をしておきたいんですわ。チャンスというものは「いつか来るその日のために備えている人の前にだけ訪れる」って思ってますから。
(山田) 男らしいですね。
(角田) 「男のロマンは女の不満」とも言いますけどね(笑)。楽な道を選ぶか、地に足をつけて節制するか。健康管理は年をとればとるほど、長いスパンで効果を出すものでしょう。

(山田) きっちり自己管理なさってるんですね。
(角田) 毎日が戦いですよ。目覚まし時計が鳴る5分前にはだいたい目が覚める。「腰が重いなぁ」「体がだるい」「今日はやめとこうかな?」「でも自分で決めたことやろ」……てな葛藤があるわけです。
(山田) すんなり起きるわけじゃないんですね。
(角田) 自分にとっては目覚まし(時計)が戦いのゴングです。なまけようとする自分に勝てるかどうか? これが一番のメンタルトレーニングでしょう。
(山田) 技術や体力だけではなくて、気持ちなんですね。
(角田) 体力のスタミナは年齢と共に落ちるけど、精神のスタミナは落ちませんから。
(山田) 格闘家は体が資本ですよね。当然、食事には気を使ってらっしゃるでしょう?
(角田) やはり、基本ですね。亡くなったアンディ・フグ選手も「角田、今の食事が10年後の自分を作るんだよ」って言ってました。我々にとって食事と言うのは“体をデザインする”ことです。
  炭水化物は朝、多めに摂って、晩にかけて量を減らします。タンパク質はその逆。
理想の体作りのメニューは、「鶏ササミとブロッコリーの湯通し」「マグロの赤身」「ゆで卵2個」「ゆで卵の白身だけを3個」、そして「茶碗1杯のごはん」です。プロティンさえ飲めば、運動をしなくても筋肉がつくなどと勘違いする人も多いですが、問題は栄養と運動のバランスです。
(山田) プロティンのお話がでましたが、サプリメントはお使いになってらっしゃいますか?
(角田) 実は一時期、「サプラー」っていわれてました。月に7万~8万円はサプリメントに使ってましたね。
(山田) いつごろのお話ですか?
(角田) 96年から98年にかけてですね。でも、それだけで十分と思って食事の内容を軽んじてしまって。食生活のバランスを崩して、結果的に腎臓と肝臓を悪くして2ヶ月入院しました。
(山田) 正しい認識で上手に使わないと、せっかくいい物でも意味がありませんよね。
とくにサプリメントに頼るあまり、食事が偏食になってしまったり、生活態度が乱れてしまう方もいらっしゃるようです。それではかえって体に悪いですよね。
(角田) そうですね。そんなわけで、一時期はサプリメントから遠ざかってましたが、40歳を過ぎて体の衰えが目立ってくる中で、食事だけでは補えない分を「サプライ」するというサプリメント本来の考え方に基づいて上手く付き合うようにしています。
 

(山田) 具体的にはどんなものを?
(角田) 基本的にはアミノ酸ですね。我々の仕事は自分の体を壊して再構築することです。
トレーニング前にアミノ酸を摂取しておけば、トレーニングの最中には脂肪を燃焼させる働きを促してくれます。また、トレーニング後は細かい筋肉の繊維が切れたり傷ついたりしていますから、これらを修復して再生させるためにも必要です。
「ちょっとハードだったかな」と思ったら、疲労を回復させるため寝る前にグルタミンを摂取します。
(山田) 他には何かありますか?
(角田) マルチビタミンタブレットとか、鉄分。あと、ヒザの半月板を損傷しているので、コンドロイチンやグルコサミンも必要に応じて口にしてます。
(山田) 量や頻度は決めていますか?
(角田) 4週間サプリメントを摂取したら、1週間は空けるように工夫してます。
(山田) なるほど。適度にインターバルをあけ、体を甘やかさないようにしてらっしゃるわけですね。その方がサプリの吸収もよくなるといわれていますね。
とろこでお酒は? 格闘家というと酒好きというイメージが強いですよね。
(角田) K-1ファイターは基本的には飲まないんですよ。試合で頭部に衝撃を受けることが多いので、脳内に微細な出血がある場合もありますから。アルコールはリスキーです。
(山田) では、ご自身もお飲みにならないんですか?
(角田) いやいや、僕は飲みますよ。ビールは“アイソトニック飲料”と呼んで楽しんでます(笑)。頭部や内臓のMRI、血液、血管、骨密度の検査をしてもらったら異常ナシでしたし。骨密度なんか「骨年齢測定不能」と出たくらい元気ですよ。
350ml缶なら1~2本飲んでから食事しますし、韓国に行ってお店のマッコリがなくなるまで飲んだこともある。でも、酒の席での失敗はありませんよ。
何年か前に、試合の1ヶ月前から禁酒したことがあるんですが、かえって体調が悪くなった。急に普段と違うことをしたらダメってことです。
(山田) そんなにお酒好きなら、ぜひウコンをオススメしたいですね。肝臓は筋肉と違って鍛えられませんから。休養と栄養でケアしてあげてくださいね。
(角田) お酒ももちろんですが、タンパク質をアミノ酸に分解していく過程でも肝臓に負担をかけます。ケミカルなものより、生薬のウコンはいいと思いますよ。

角田 信朗(かくた・のぶあき)

1961年4月11日、大阪府生まれ。174cm、95kg。
K-1統括プロデューサー。
正道会館空手最高師範6段。
関西外大卒で英語も流暢な格闘技界でも異色インテリ格闘家。
最近ではテレビ、映画、CM、講演など幅広く活動している。

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